世界で活躍するバレエダンサーの中に日本人の顔を見ることも増えてきました。
ローザンヌ国際バレエコンクールで金賞に輝いた熊川哲也さんは、英国ロイヤルバレエに東洋人として初めて入団し、プリンシパルとして世界各国で活躍しました。
現在はKバレエカンパニーを立ち上げ、プロデュース公演や後進の指導を意欲的に行っています。
一方、2010年にロイヤルバレエ引退のニュースが記憶に新しいのは吉田都さん。
英国の2つのロイヤルバレエでプリンシパルとして22年間踊り続けました。
そんな2人の大先輩の後を追うように、現在ロイヤルバレエのプリンシパルとして活躍する高田茜さんを知っていますか?
■目次
高田茜のwiki。プロフィール紹介
生年月日 1990年4月18日(現在の年齢 28歳)
身長 162cm
出身地 東京都葛飾区
血液型 A型
両親 調査中
高田茜は結婚してるの?彼氏や恋人は誰?
こんなに可憐でかわいらしい茜さん。
熱愛中の恋人がいてもおかしくはありませんね。
現在の彼氏は、ベンジャミン・エラさんのようです。
オーストラリア人で、茜さんと同じ英国ロイヤルバレエ団に所属するダンサーです。
茜さんとベンジャミンさんのツーショット↓↓
とても仲良さそうですね。
そのうち結婚までたどり着くのでしょうか?
高田茜のバレエ経歴。ローザンヌからロイヤルバレエへ
高田茜さんは、2008年のローザンヌ国際バレエコンクールにおいてプロ研修賞と観客賞を受賞し、研修先としてロイヤルバレエへ。
2009年にアーティストとして入団、2010年にはファーストアーティストへ、2011年にはソリストへ、そして2014年にファーストソリストへ昇格しました。
満を持して、2016年ついにプリンシパルに。
出身は東京葛飾区、高橋洋美バレエスタジオでバレエを習い始め、その後16歳の9月にロシアの旗ボリショイバレエアカデミーへ留学しバレエの名門で技術を磨きました。
2016年にプリンシパルへ昇格したきっかけとなったとき踊ったのが、ジゼルでした。
ドラマティックで演技力が求められる役が好きと本人も語っていますが、ジゼルは身分違いの恋の悲劇の中で、精霊となりながらも自分の愛をつき通すはかない少女の役です。
高田茜さん自身もとても好きな役柄だそうで、コンクールなどの節目で踊る機会のあるということです。
マグレガーの振付によるウルフ・ワークスでは、初演キャストに抜擢され、見事に役柄を作り上げたという功績があります。
またその際、世界でも絶大な人気を誇るアレッサンドラ・フェリと共演したのも話題になりました。
高田茜のバレエの実力
自分自身に厳しい性格がバレエに向いていたことです。
ケガをしない強い身体と筋力を保つには並大抵の努力ではできません。
生まれながら恵まれた美しい容姿も演技に引き込まれる魅力をもっています。
3歳からバレエを始めて、今では英国ロイヤル・バレエ団に所属する一流のダンサーへと成長し、最高位のプリンシパルに選ばれ日本を代表する素晴らしい方です。
高田茜の踊りの特徴を3点挙てみました。
[aside type=”boader”] [/aside]手足が長く身体のラインが美しい
手足が長いとそれだけできれいに見えます。
バレエは芸術のためどれだけ美しくみせられるかがポイントになります。
手足だけで表現するのは難しいですが、一流のプロは動きすべてに意味があります。
長い足は鍛えられた筋肉がしなやかでただ細いだけではありません。
表面には見えないインナーマッスルが体を支えています。
高いジャンプ力
高く跳べると大きく見せることができます。
そのためには強い足首やバネ・ボールジョイントが重要です。
足首が弱いとバランスを崩したり足を痛めてしまいケガをする恐れがあります。
高田茜さんは強い足首で安定感がありふらついたりしません。
蹴り出す力もしっかりしていて、バネとなり押し出すことで高く跳んでいます。
ボールジョイントも柔軟でなめらかな動きを表現してくれています。
また細身の身体でも腰の筋肉もあるので着地が静かできれいです。
どんな役でもこなせる演技力
表情が豊かでさまざまな役で楽しませてくれています。
「演技しています」というわざとくさい感じなく自然な感じがとても魅力的です。
彼女自身も「こうなりたい・こういうふうに踊ってみたいとか難しいことは考えず頭をクリアにする」と語っています。
また「ドラマティックで演技力が求められる役が好き」と公言していますので、努力することを楽しめる方なのでしょう。
ロイヤルバレエとは?
ところで、前述の熊川哲也さんや吉田都さんが長年所属し、現在高田茜さんが所属しているロイヤルバレエはどんなバレエカンパニーなのか知っていますか?
ロイヤルバレエはイギリスの王立バレエ団で、世界三大バレエ団の1つと言われています。
他の2つのバレエ団、フランスのパリ・オペラ座とロシアのマリンスキー・バレエが、自国のダンサーを中心に構成されているのに対し、ロイヤルバレエは国際色豊かなダンサーによって構成されていることが特徴的です。
また演劇の国イギリスのカンパニーらしく、演劇の要素が多い作品を取り扱うことでも有名です。
高田茜の主なレパートリー@ロイヤルバレエ
[aside type=”boader”]
- オデット/オディール(白鳥の湖)
- オーロラ姫(眠れる森の美女)
- 金平糖の精(くるみ割り人形)
- オリガ(オネーギン)
- 少女(二羽の鳩)
- キトリ(ドン・キホーテ)
自己管理に余念がない努力家
高田茜さんはロイヤルバレエでまだソリストだった時期に、怪我で主役を降板しなければならなかったという辛い思いをしています。
その時の経験から自己管理を徹底的にするという習慣が彼女の強みの一つでしょう。
毎日のリハーサルだけでも相当体力を使いますが、さらにカンパニー内のジムで筋力トレーニングをするというのです。
舞台上の優雅でしなやかなバレエダンサーが、実は毎日筋力トレーニングをしているとは意外ですが、地道な努力家だということがわかります。
そして、そんな努力家な性格が他のダンサーへ良い影響を与えていると、ロイヤルバレエの芸術監督からも評価されているようです。
[voice icon=”http://ballet-ambre.com/wp-content/uploads/2017/09/kohaku.jpg” name=”いろは” type=”l icon_yellow”]ストイックにトレーニングを重ねる姿は、プロのバレエダンサーではなくても見習いたいところですね(*^^*)[/voice]インスタグラムが可愛い!等身大のバレエダンサー
高田茜さんのインスタグラムにはフォロワーが1万人近くいて、とても人気です。
世界のトップレベルのカンパニーに所属しているダンサーですが、インスタグラムにはダンサーとしての顔だけでなく、日常生活の普段の顔もアップされていて、親近感がわきます。
タイやカンボジアへの旅行の様子や、飼い猫の猫ちゃんをアップしているところを見ると、ごく普通の20代の女の子というイメージです。
そんな等身大の姿をさらりと見せてくれるのも高田茜さんの魅力なのかもしれません。
ブログやfacebookも探してみましたが、ありませんでした。
茜さんと繋がりたいなら、インスタをフォローしましょう。
高田茜さんを舞台で観たい、あなたへ
今のところ高田茜さんらロイヤルバレエの来日公演の予定は発表されていません。
高田茜さんがローザンヌ国際バレエコンクールでジゼルのバリエーションを踊った時の動画は、YouTubeで視聴することができます。
またインスタグラムでも動画をアップしています。
またロイヤルバレエは、英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズンとして、バレエ公演の映像を映画館で鑑賞できるという企画を提供しています。
- うたかたの恋
- ラ・バヤデール
- くるみ割り人形
- ドン・キホーテ
- ウィズ・イン・ザ・ゴールデンアワー、フライト・パターン、プルートゥ
- ロミオとジュリエット
高田茜さんは、「ドン・キホーテ」でキトリ役を演じています。
2019年5月17日(金)より1週間のみ上映です。
大スクリーンで彼女の踊りを堪能しましょう(*^^*)
ちなみに昨年の2017/2018シーズンは、「不思議の国のアリス」「くるみ割り人形」「冬物語」「バーンスタイン・センテナリー」「マノン」「白鳥の湖」の6作品が日本全国の提携映画館で上映されました。
日本でワークショップを開催
2017年に高田茜さんによるワークショップが都内で行われました。
プリンシパルから直接指導を受けられるなんて凄い…!
もしかすると2018年も、このようなチャンスがあるかもしれませんね。
高田茜の動画やyoutube
2016年、英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルに昇格が決まった高田茜さんと平野亮一さんのインタビュー会見↓↓
高田茜が出演するDVD、Blu-ray、本の紹介
茜さんが出演しているDVDやBlu-rayをご紹介します。
「くるみ割り人形」ピーター・ライト版(2009年)
吉田都さんが、こんぺいとうの精を演じています。
高田茜さんはじめ、蔵健太、小林ひかる、崔由姫、平野亮一さんら日本人ダンサーも活躍。
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トリプルビル(2008〜2010年)
振付家ウェイン・マクレガーの3作品を収録。
茜さんは、こちらの「リーメン」に出演しています。
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アシュトン・セレブレーション(2013年)
振付家フレデリック・アシュトンの5作品を収録。
茜さんは、こちらの「モノトーンズI&II」に出演しています。
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英国ロイヤル・バレエ「ザ・コレクション」BOX
多くの図版、写真を含む豪華解説書付きの15枚組の豪華な内容。
既に紹介した、「くるみ割り人形」「トリプルビル」「アシュトン・セレブレーション」も全て入っているので、茜さんのダンスをたくさん観たいという方には、これが1番オススメ。
イギリスらしい演目といえば、「不思議の国のアリス」でしょうか。
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Love Ballerina ラブ・バレリーナ
高田茜さんはじめ、オニール八菜さん、小野絢子さん、石井久美子さんなど10名の人気バレリーナを紹介するスタイルブックです。
見ているだけで心ときめく写真が満載(*^^*)
もちろん読みごたえも十分です。
Croise (クロワゼ) Vol.64
茜さんが表紙を飾っています。
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踊るからには、ボディの状態をいつもパーフェクトに保っておくことも大切です。[/voice] [voice icon=”http://ballet-ambre.com/wp-content/uploads/2017/09/kohaku.jpg” name=”いろは” type=”l icon_yellow”]下の記事もよんで、もっと上手に踊れるようになりましょう(*^^*)[/voice]