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[voice icon=”http://ballet-ambre.com/wp-content/uploads/2017/10/mikiko.jpg” name=”ミキコ” type=”r icon_red”]世界的なバレエ・ダンサーのタマラ・ロホ。
今回は、彼女の経歴について迫ってみたいと思います。[/voice]
■目次
タマラ・ロホの経歴
生年月日 1974年5月17日
出生地 カナダのモントリオール
国籍 スペイン(両親の故郷)
2000年秋から2013年夏までイギリスのロイヤル・バレエ団でプリンシパルを務めました。
2012年8月からはイングリッシュナショナルバレエの芸術監督に就任し、同時にリード・プリンシパルも務めています。
タマラ・ロホの実力や凄さを理解するには経歴だけでなく、実際に彼女が関わった作品を知る必要があるでしょう。
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- 5歳 バレエを始める
- 10歳 マドリードのヴィクトール・ウラーテ・バレエ学校に入学
- 16歳 ウラーテのバレエ団と契約
- 20歳 パリ国際ダンス・コンクールで金賞と特別賞を受賞
- 22歳 スコティッシュ・バレエ団に移る
- 23歳 イングリッシュナショナルバレエに移り、翌年1月には遂にプリンシパルに
- 26歳 怪我人のピンチヒッターとしてロイヤル・バレエ団の「ジゼル」に客演。同年ロイヤル・バレエ団のプリンシパルに
ロシアのマリインスキー・バレエやイタリアのミラノ・スカラ座バレエ団、スイスのチューリヒ・バレエなどと共に踊っています。
東洋でも中国中央バレエ団や日本の東京バレエ団、新国立劇場バレエ団などに呼ばれています。
またバレエへの向上心が高く、マドリードのレイ・フアン・カルロス大学で学び、舞踊学の学士号と舞台芸術の修士号を持っています。
長身の団員が多いロイヤル・バレエ団の中では、タルマ・ロホは164cmと比較的小柄でややふっくらとした体型をしています。
スラリとしたダンサーが多い中、若干風貌が異なるでしょう。
スペイン人らしく髪と瞳は黒く、その美しさは多くの人々を魅了します。
また外見の美しさだけでなく、技術や表現力も優れています。
「眠れる森の美女」のローズアダージオを見ると分かりますが、その驚異的なバランス感覚は見事という他はありません。
2012年、イングリッシュナショナルバレエの芸術監督をになる
連日夜遅くまでまでバレエ団の仕事に従事する多忙な生活を送っています。
このバレエ団は現在イギリスで最も注目を集める存在です。
1950年に創設されたロンドンで2番目のバレエ団として長年にわたって親しまれてきました。
世界トップレベルのイギリスのロイヤル・バレエ団でスターだったタマラ・ロホを芸術監督に迎え入れてから、クリエイティブな舞台を作るようになります。
タマラ・ロホが創造する舞台に世界中の人々が魅了されています。
このバレエ団は2017年には16年ぶりに日本で公演を行いました。
来日公演で披露されたのは古典作品の「コッペリア」と「海賊」です。
特に「海賊」はタマラ・ロホが芸術監督に就任してから最初に指揮した作品で、イギリスのバレエ団による初めての全幕上演となりました。
この作品は2016年にパリのオペラ座で公演が行われて絶賛され、世界的な脚光を浴びました。
古典バレエの目新しい解釈にチャレンジ
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#東京文化会館 で #ENB #イングリッシュナショナルバレエ の #海賊 #Le Corsaire を観てきました。皆さん大変上手でとても見応えがありました。が、#タマラ・ロホ は別格です。ロイヤルバレエから移籍して以来、久しぶりに拝見しました。少しウエストが成長されたようですが(失礼)、安定感というか、全く身体の軸のぶれない、また、ぐらつかないダンスは流石、世界で3本の指に入るでしょう。また、カーテンコールでは、芸術監督の #タマラロホ さんから #アリ 役の #セザール・コラレス のプリンシパルへの昇格が発表された。3月のオペラ座に続けて幸運にも良い日に当たりました。リードプリンシパル昇格に向けて益々精進されることを祈ります。 本人の写真2枚とプログラム表紙の写真はプログラムからカメラで転載しました。 #NBS #日本舞台芸術振興会
たとえば、「海賊」は物語を全面的に見せ、時系列順に進むよう演出しました。
さらに登場人物は、集団で舞う場合にもそれぞれに役割と意味を持せます。
彼女が最も大切にしていることは、物語が分かりやすく感情移入しやすい演出です。
観客を物語の世界に引き込む演出が徹底してなされています。
「海賊」の舞台はトルコですが、本物の装束や織物を採用することで舞台全体の深みが増しました。
タマラ・ロホは作品の時代背景を正確に表現することについても強いこだわりを持っています。
バレエはダンスで物語を伝える芸術です。
言葉ではなく独特の表現を使いますので、物語のあらすじなどは事前に確認しておかないと分かりにくい場合があります。
タマラ・ロホは全てのジェスチャーを見直して不要なものを排除する一方で、必要なものを誰もが日頃使用する動作に置き換えます。
数を数える場合には指を使うように分かりやすい自然な動作にすれば、観客を物語の世界に引き込むことができます。
タマラ・ロホは優秀なバレエ・ダンサーというだけでなく、芸術監督としても優れた才能を発揮しています。
イングリッシュナショナルバレエは彼女が芸術監督に就任した当時財政難の状態にありました。
国からの支援金も打ち切られそうな状態だったため、芸術監督である彼女はバレエ団の再建を迫られます。
演出を徹底して見直すことでファンが再び増え、イングリッシュ・ナショナル・バレエは世界が関心を寄せる存在になりました。
彼女は現在も芸術監督兼ダンサーとして活躍し続けています。