【日本と海外のバレエ団一覧】特徴や世界ランキングを調査。




コハク
バレエ団ってたくさんあるよね〜。
それぞれの違いを知りたいな(*^^*)
ミキコ
じゃあ、今回はコハクちゃんのために、日本と海外の各バレエ団について分かりやすく説明してみるね。

バレエ団で世界にどれくらいの数があるの?

世界には、約60以上のバレエ団が存在します。

これは、ある程度知名度があるバレエ団で、確認できるだけの数です。
実際にはもっと多くのバレエ団が存在しているかもしれません。

日本にも数多くのバレエ団がありますが、どこからどこまでがプロのバレエ団なのかという定義は少し曖昧です。

バレエだけで生計を立てられるダンサーは、ほんの一握り。
バレエ団に所属しながら講師やアルバイトをしている人も多く、いわゆる「下積み」の方が圧倒的に多いのです。

日本国内では知名度のあるバレエ団でも、海外にはまったく認知されていない規模の団体もあります。
それと同じように、海外にも中規模~小規模のバレエ団がたくさんあるでしょう。

日本の有名バレエ団一覧と特徴

ドン・キホーテの一場面

松山バレエ団(1948年創立)

有名な「森下洋子」を輩出したバレエ団として古くから知られています。
他にも、吉田都や宮本亜門なども松山バレエ団に在籍していたことがあります。

松山バレエ学校というバレエスクールも同時に運営しているため、人材の育成システムがしっかり構築されています。

歴史も長く、バレエ学校の支点が全国各地にあることからも、有名なバレエ団として広く認知されています。

この松山バレエ学校の過去の生徒には、辺見えみりや神田うのなど、テレビで活躍する人も多く在籍していました。

谷桃子バレエ団(1949年創立)

創立者の谷桃子は、日本バレエ協会の会長を務めるなど、バレエ界でも非常に重要な人物でした。
バレエ団の前身である「東京バレエ研究会」の発足人の一人で、古くからバレエに携わっていた日本人女性です。

現在も国内外でのバレエ公演を積極的に行っています。
2011年には、文化庁芸術祭大賞舞踏部門を受賞するなど、舞踏業界からの評価も高いです。

バレエ界のパイオニアである谷桃子。
その精神や歴史を受け継ぐ舞台が魅力的なバレエ団です。

チャイコフスキー記念東京バレエ団(1964年創立)

通常「東京バレエ団」という呼ばれ方をしますが、正式名称はチャイコフスキー記念東京バレエ団という名前です。

ソビエト連邦時代、現地に招かれて公演を行った際に「チャイコフスキー記念」の称号を与えられています。
東京都目黒区に本拠を構え、深い歴史を持つバレエ団です。

海外公演も数多く成功させており、近年では「ザ・カブキ」などの公演も好評を得ています。
モーリス・ベシャールをはじめとする、世界的な振り付け師が東京バレエ団のために振り付けを行うことでも知られています。

牧阿佐美バレエ団(1956年創立)

元々はバレエ教室だったものが発展したバレエ団です。
現在新国立劇場の芸術監督を務めている「牧阿佐美」が総監督でしたが、現在は三谷恭三が総監督となっています。

数多くの海外公演を行っており、国内外問わず高く評価されているバレエ団のひとつです。

橘バレエ学校やAMステューデンツなどの教育団体も持っており、連携が備わっています。
牧阿佐美バレエ団に入団、活躍する人材の高評価につながっているのです。

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新国立劇場バレエ団(1997年創立)

今年(2017年)で創立20周年を迎えました。
歴史はまだまだ浅いバレエ団ですが、日本を代表する劇場専属バレエ団です。
今後の成長が期待されており、勢いがあるのが特徴です。

創立者である島田寛芸、牧阿佐美などが芸術監督を勤めています。

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエの監督であるデビット・ビントレーが、新国立劇場バレエ団のために「アラジン」を振り付けるなど、世界のバレエ界との交流や信頼も深いバレエ団です。

Kバレエカンパニー(1999年創立)

Kバレエカンパニーの「K」はバレエ界のレジェンド「熊川哲也」のことです。
熊川哲也が同僚のダンサーたちと作ったバレエ団で、1999年に発足後急速に成長しています。

熊川哲也は、日本人で最も有名なバレエダンサーではないでしょうか。
当時から熊川哲也はメディアへの露出も多く、テレビ局がバレエ団の興行につくなどの特徴があります。

バレエ団の芸術面では一切妥協しない舞台づくりを目標に、日々新しいことに挑戦しているのが印象的。

日本で唯一、バレエ団が独自にオーケストラを持っており、レベルの高いダンサーの引き抜きや維持など、他のバレエ団にはない新しい形が特徴の団体です。

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評判やレベルが高くて、観ておくべきバレエ団は?

最も勢いや若手の成長が楽しみなのが「新国立劇場バレエ団」です。

既に日本を代表するバレエ団のひとつとして、多くの方に注目されています。実際バレエ団としての歴史は浅い方なのですが、何しろ日本で唯一の劇場付きのバレエ団。
劇場を持っているバレエ団は他になく、常にホームでの公演をしているのです。

ホームを持っているバレエ団には、他の団体にない「家族感」のようなものも感じられます。

また2014年に大原永子を芸術監督に迎え、新しい成長を目指している新国立劇場バレエ団。
バレエ団の紹介動画を見ていただくと、その雰囲気や若手のダンサーたちの、ひたむきな姿が非常によく伝わります。

古典バレエだけでなく「アラジン」などの現代バレエの演出も大きく評価されており、伝統と新しさのバランスが絶妙なところもバレエ団の持ち味であると言えます。

また、見る人の期待を決して裏切らないのは「Kバレエカンパニー」です。

世界最高峰のプリンシパルと呼ばれる「中村祥子」を2015年からゲストプリンシパルに起用しています。

最近では世界初演となる「クレオパトラ」が大注目を集めました。熊川哲也は、Kバレエに所属する男性ダンサーを集めたダンスユニットをプロデュースするなど、バレエ界としては異色の活動をしているのも特徴的です。

熊川哲也の存在により、バレエはそれ以前に比べ一般的に親しまれるようになったのではないでしょうか。
個性・特徴の強さからも、一度は見ておきたいバレエ団のひとつだと言えます。

日本のバレエ団の給料ってどれくらい?

路上で跳んでいる女性ダンサーバレエ団の給料ははっきりと提示されているわけではありませんが、平均で年収280万円程度と言われています。
しかしこれはあくまでも平均額で、だいたいの目安です。

  • トップクラスのダンサーで年収1000万円以上
  • コールドバレエで年収100万~150万円程度
このように大きく開きがあります。
ここからさらに、バレエ団内での階級やレベルによって変化します。

出演料は、1回の公演で1.5万円~5万程度。
バレエ団によって差があります。

トップレベルバレエ団のプリンシパルクラスになれば、年収は1000万円を超えるでしょう。

プリンシパルなど、主役級のダンサーには公演のDVDなどの印税収入や、書籍関係やウエアブランドのモデルなどの収入も加算されます。

しかし、それ以外の一バレエ団員であれば、バレエ団のお給料だけで生計を立てることはできません。
それぞれ、専属のバレエスクールの講師などをしながら生活しているようです。

また、お給料をもらっていてもバレエ団に支払うお金や、トウシューズ・ウエア代など様々な出費があり、その生活は楽とは言えないでしょう。

バレエ団によっては、チケットのノルマなどを課せられることもあり、売れ残りはダンサー自身で買い取らなければならない場合もあります。

こうなると給料よりも出費の方が多く、赤字になってしまうことも珍しくありません。

尚、男性バレエダンサーの場合、人数自体も少なくソリスト以上として活躍することが多いです。
そのため、女性ダンサーよりもお給料が若干多めに支払われるケースもあります。

ただし、Kバレエカンパニーだけは、ダンサー全員が月給制という特別な給与体制になっています。

最低でも20万円程度の月給が保証されており、トウシューズ代などもバレエ団から支給されるのです。

これは、団員のモチベーションを保たせるためにも良い方法だと思います。
団員全員がある程度の金額をもらうことで、ひとりひとりのプロ意識も高まることでしょう。

しかしKバレエカンパニーはテレビ局をスポンサーとしているため、こうした安定した給料の支払いができるのかもしれません。

何はともあれ、バレエの世界は、本当に成功した一握りの人だけが高額なギャラを得られるようになっています。

これは芸術系の仕事をする人なら、誰でも同じです。
バレエが本当に好きでやまない人にしか、続けていくことの難しい世界だということなのです。



海外の有名バレエ団一覧と特徴

パリ・オペラ座バレエ

バレエの本場、フランスのパリ国立オペラのバレエ団です。
国立の劇場専属のバレエ団で、日本で言うところの「新国立劇場バレエ団」のようなもの。

ただ違う点は、その歴史は非常に古くからあるバレエ団という点です。
1829年に眠りの森の美女を上演したと記録されており、その歴史の深さが計り知れます。

パリ・オペラ座バレエは、基本的にフランス人が優遇されることが多く、他の国のダンサーがエトワールになったのは過去1度だけです。

パリ・オペラ座のバレエ学校についても、外国人の正式入学は認められず、由緒正しきフランスのバレエを守り抜いています。

しかし、最近では日本とニュージーランドのハーフである「オニール八菜」がパリ・オペラ座で着々と階級を上げています。
日本からパリ・オペラ座のエトワールが誕生する日も、そう遠くはないかもしれません。

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英国ロイヤル・バレエ団

パリ・オペラ座が宮廷発祥のバレエ団であるのに対し、英国ロイヤル・バレエ団は個人が創設した大衆向けバレエ団でした。
マイムが非常に多く、演劇要素の高いバレエが特徴的だと言われています。

日本人でも、ここではかつて「熊川哲也」「吉田都」などが活躍していました。
またシルヴィ・ギエムもロイヤル・バレエで活躍したダンサーの一人。

有能なバレエダンサーを次々にスカウトし、バレエ団のレベルを高く保っています。
そのため、ダンサーが実に国際色豊かなバレエ団であるという特徴を持っているのです。

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ボリショイ・バレエ団

ロシア・モスクワのボリショイ劇場専属のバレエ団です。
ロシアはワガノワ・メソッドでバレエに精通した国。
ボリショイはそんなロシアを代表する大きなバレエ団です。

1877年に初公演となる「眠れる森の美女」を公演。
こちらも個人が創立したバレエ団で、大衆向けのバレエ公演をしています。

しかし、日本人は活躍の経歴がありません。
1950年に国外公演をはじめ、そのころから世界に名を知られることとなりました。

マリインスキーバレエ団

ロシアのバレエ団で、18世紀から続く歴史の長いバレエ団です。
元々宮廷バレエでしたが、18世紀後半から劇場バレエに移行。

最初はマリインスキーバレエ団という名称でしたが、1935年~1991年の間にキーロフ・バレエという名称になっていました。

現在はマリインスキーバレエ団に戻っています。
宮廷バレエが元になっていることから、クラッシックバレエ・ロマンティックバレエを中心に公演を行い、高評価を得続けています。

日本人では唯一、2013年に石井久美子が入団しています。

アメリカン・バレエ・シアター(ABT)

その名の通りアメリカのバレエ団です。
1939年に発足し、現在では世界最高峰のバレエ団のひとつに成長しています。

アメリカのバレエの歴史を大きく動かしたひとつの流れを作ったバレエ団であると言われています。
舞台美術が非常に美しく豪華だという定評もあり、ダンサーの美しさも評価されています。

ニューヨーク・シティ・バレエ団

アメリカン・バレエ・シアターと肩を並べる、世界トップレベルのバレエ団です。
1933年に、アメリカン・バレエ学校を創設したのが、ニューヨーク・シティ・バレエ団の始まりです。

現在でも所属するダンサーのほとんどはアメリカン・バレエ学校の出身者。
これは体型や動きまで含めて揃えるためで、本場のパリ・オペラ座バレエの特徴とよく似ています。

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海外のバレエ団で活躍している日本人といえば?

バレエ団の世界ランキングってある?

ランキングを表す表彰台バレエ団の歴史と規模からランキングを付けるとしたら、このような感じになります。

  1. パリ・オペラ座バレエ(1661年)
  2. ボリショイ・バレエ(1776年)
  3. マリインスキーバレエ(1783年)
  4. 英国ロイヤル・バレエ(1931年)
  5. アメリカン・バレエ・シアター(1940年)
ただしバレエ団の歴史や、規模といった面では順番をつけることができますが、基本的にバレエというのは評価の基準がありません。

点数をつけることができず、観客の好みによってバレエ団の公演の評価は大きく変わります。

同じバレエ団でも、演目によって観客の評価は変わり、ダンサーの入れ替わりなどで雰囲気がガラッと変わることもしばしばです。

ただし、世界最古のバレエ団は「パリ・オペラ座バレエ」です。

この歴史と格式は現代になっても変わっておらず、多くのダンサーがパリ・オペラ座を目指しています。
パリ・オペラ座に関してだけは、不動の第1位であると断言できるでしょう。







2 件のコメント

  • こんばんは。
    初めてコメントさせて頂きます。
    バレエの世界ってこんなにも色々な団体やそれぞれの歴史があったのですね!

    芸術であったりスポーツであったり、お金の為ではなく自分の生き甲斐くらい愛して、のめり込めるものがある方って
    本当に尊敬しますし、素敵だなって思います ^^*

    • MOCOさん、コメントありがとうございます。
      こちらのブログで初めてコメントをいただけたので、とても感激しています。

      そうですよね。
      こんなにもん真摯に取り組めるものがあるってうらやましい…!
      何も情熱を持てるようなことがない私にとって、ダンサーの皆さんはキラキラ輝いて見え見えます。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    こんにちは、ミキコです。 小学1年生〜高校2年生までバレエを習っていました。 一旦はやめたものの20代半ばで再開し、今は週3回レッスンを受けています。 バレエの面白さをもっと知ってもらうために、このブログを書いています。