でも、個人的にはバレエシーンがもっと長かったらな、と思ったわ。
バレエで有名な演目「くるみ割り人形」。
名前は聞いたことがあるけれど、どんなストーリーなのかは知らないという人もいるかもしれませんね。
なんと、ディズニーが実写化してくれました!
是非その美しい世界観を堪能してみてください^^
■目次
とにかく美しかった!ポイント3点
クララ役の女優さん
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マッケンジー・フォイというカリフォルニア州出身の女優さんです。
なんと2000年生まれ!ということは現在18歳ですね。
映画ではもっと幼く見えました。(いい意味で!)
現実で見せる、かわいらしいクララと、秘密の王国を救うために戦う強く勇敢なクララを見事に演じていました。
ザ・プリンセスが似合う女優!
マッケンジー・フォイも幼いころはバレエに触れていたとのことで、きっとこの仕事が決まったときはうれしかっただろうなあ。
映像
さすがディズニー、映像がとってもきれいで繊細。
そして壮大。
やっぱり、家で一人リラックスしながら見る映画もいいけれど、映画館の大きなスクリーンで贅沢に見るのもいいですね!
音楽
わたしはこれが一番気になっていました。
どうせバレエ音楽使われていないだろうな~ 違うシーンの音楽を違うシーンで使うんだろうな~ みたいな笑。
バレエ経験者あるあるかもしれませんね。
実際、すごくマッチしてました。
バレエ経験者も納得できます。
1か所くらい、あ この音楽 ここで使う? というのがあった気もするんですが、全体的には、バレエ経験者も納得のバレエ音楽の使い方でした。
常にバレエ音楽を使っているわけではなかったのもまたポイント。
オリジナルの挿入曲からのあーっつ 行進曲キターーーー!とバレエ経験者を興奮させるんですねえ笑。
それからもっとバレエ経験者を興奮させるポイントが、現役バレエダンサーの舞!
黒人女性として初のプリンシパルに上り詰めたミスティ・コープランドの舞は強くしなやかでした。
なんとなくバレエは白人がマジョリティーなイメージがあるなか、それを乗り越えプリンシパルとして輝く彼女の強さも、クララの強さにリンクするところがあるように思いました。
くるみ割り人形と秘密の王国のスタッフ
https://youtu.be/HMZHIfuL0aI
2018年の11月30日に劇場公開されたラッセ・ハルストレムとジョー・ジョンストンのふたりの共同監督によるファンタジードラマです。
「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」や「僕のワンダフル・ライフ」を始めとする、北欧を代表する名匠がメガホンを取りました。
元になっているのはドイツの小説家であるE・T・A・ホフマンが、1816年に刊行したジュヴナイル文学「胡桃割人形と鼠の王様」です。
ハルストレム監督とタッグを組んでいるのは、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」に代表されるSFアドベンチャーで特殊効果を担当したVFXアーティストになります。
この映画の中でも最先端の技術を駆使して、独特な世界観と目を見張るほどの映像美を完成させて作品に花を添えました。
2017年に大ヒットを記録した「美女と野獣」に続いて、ウォルトディズニーが制作した実写化作品です。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」などで2度のアカデミー賞に輝いた、ジェニー・ビーヴァンが衣装デザインを手掛けています。
くるみ割り人形と秘密の王国のあらすじ
https://youtu.be/tjRhdOcz9f0
愛する母親との早すぎる別れを経験してからというもの、少女・クララは心を閉ざしていく一方でした。
クリスマスイブの夜に、不思議な糸を辿って別世界へと迷い込んでいきます。
- 厳しい寒さに包まれた雪の国
- 彩り豊かな花の国
- カラフルにデコレートされたお菓子の国
- かつては遊びの国として栄華を誇っていましたが今では見る影もない第4の国
第4の国が他の3つの国に反乱を起こしたことにより、王国そのものを揺るがす争いへと発展していきます。
戦いに巻き込まれることとなったクララは、亡き母がこの世界に残した真実を追い求めて奔走していくのでした。
くるみ割り人形のストーリーを簡単に説明しましょー!【バレエ版の物語をすごく簡単に】(映画とはちょっと違う)
舞台はクリスマス。
少女クララの家ではクリスマスパーティーが開かれていた。
そこでクリスマスプレゼントとしてくるみ割り人形をもらう。
その日の夜、クララはくるみ割り人形とネズミたちが戦って、くるみ割り人形が倒されそうになる危機を救う。
そしてくるみ割り人形は美しい人間の王子へと姿を変え、クララをお菓子の国へ誘う。
お菓子の国ではさまざまな歓迎を受けたクララ。
しかし、目が覚めたのは自分の家だった。
という、メインはクララの夢のなかのお話しです。
くるみ割り人形と秘密の王国のキャスト
役名 | 演者 |
クララ・シュタールバウム | マッケンジー・フォイ |
シュガー・プラム | キーラ・ナイトレイ |
ドロッセルマイヤー | モーガン・フリーマン |
マザー・ジンジャー | ヘレン・ミレン |
キャプテン・フィリップ | ジェイデン・F・ナイト |
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大切な人を亡くして哀しみに暮れる孤独なクララを、マッケンジー・フォイが繊細な表情で演じています。
「トワイライト」シリーズの他にも「インターステラー」など、子役でキャリアを積んできた女優さんです。
本作品が公開された2018年の11月には18歳となり、少女から大人の女性への階段を着実に駆け上がっていくヒロインを等身大で体現していました。
お菓子の国を支配するシュガー・プラムには、キーラ・ナイトレイが扮しています。
豪華絢爛にドレスアップした艶やかな姿ばかりではなく、右も左も分からずに戸惑うクララを導いていく優しさも魅力的でした。
モーガン・フリーマンからヘレン・ミレンまでの、オスカー俳優たちも圧倒的な存在感を放っています。
美しさ溢れる映像に、ロシアの偉大な作曲家・チャイコフスキーのドラマチックな名曲の数々がピッタリとはまっています。
劇中随所に挿入されていく、華麗なるバレエシーンも見逃せません。
ABT(アメリカン・バレエ・シアター)のミスティ・コープランドなど世界的なダンサーから、スティーヴン・カンター監督のドキュメンタリー映画「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」でお馴染みのセルゲイの肉体の限界に挑む踊りが迫力満点です。
感想(ネタバレ含む!)
https://youtu.be/0vCp8-R_bVc
総評
とても美しい映画です。
バレエ経験者にもオススメですし、ファミリーにもGood!
ただ童話が基になっている作品ですので、カップルやバレエ経験のないグループにはすこし子供っぽいかもしれません。
でも、ディズニー映画が好き!という人にはぜひぜひ見てほしいです。
そこからバレエも見てみよう!となってくれたらうれしいです!
この映画「くるみ割り人形と秘密の王国」とバレエ「くるみ割り人形」どちらが好きかと聞かれたら、、、やっぱりバレエですかね。
バレエ経験者からすると、映画はすこしドラマチックすぎるというか。
バレエではクララ、戦わないですもん笑。
金平糖の精が悪者になってしまう描写にも少し違和感を覚えました。
映画とバレエは別物としてみるといいと思います!
セットや服装、クララの性格について
帝政ロシア時代を彷彿とさせるような、細部まで作り込まれている宮殿のセットに感心させられます。
本物の生け花やフラワーアレンジメントのアーティストが手掛けた花の国の、色とりどりさには目を見張るものがありました。
実際にキャンディーでコーティングされたステンドグラスや、チョコレートを1枚1枚丹念に重ねた屋根瓦が軒を連ねる建造物が実に美味しそうです。
それぞれの国の住人が身に纏っている洋服や、兵隊たちを包んでいる制服にも趣向が凝らされていました。
機械いじりが大好きなクララの性格など、これまでのディズニーのヒロインのイメージとはひと味違ったキャラクター設定が効果的です。
クララに投げかけられる「見た目に惑わされるな」というセリフの深い意味についても考えさせられました。
夢の国を救うために奮闘していた主人公が、現実の世界の母親が隠したメッセージを見つける瞬間にはホロリとさせられます。
古今東西の童話に詳しい皆さんや、バレエ映画や音楽に興味のある方たちには是非ともご覧になって頂きたい一本です。
惚れ惚れする映像美が楽しめますよ。
マッケンジー・フォイのかわいらしさにも目を奪われます^^
中村祥子さんも鑑賞したようですね。
予告編を見たときから映像美にうっとりしてたけれど、やっぱりキレイだった(*^^*)