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[voice icon=”http://ballet-ambre.com/wp-content/uploads/2017/10/mikiko.jpg” name=”ミキコ” type=”r icon_red”]今回は、ダイアナのバリエーションの踊り方について紹介します。
ダイアナはディアナとも言います。[/voice]
バリエーションはソロで踊るところなので、周囲の歓心を一挙に引きつけることになります。
その際に緊張しないようにすることが重要ですよ。
■目次
ダイアナのバリエーションのコツ
バリエーションはその名前の通り種類が多いです。
その種類の多さに惑わされてダイアナ自体を忘れないように、しっかりとカラダにたたき込むことが大切。
ジョーゼットと弓矢を使って踊るのが、ダイアナのバリエーションの特徴です。
脚を天に向けて維持するポーズや、回転技もあります。
そして難易度が高いパ(※)があるというのも特徴です。
弓矢は、弓の部分だけで矢は持ちません。
弓を右手に持って、舞台を縦横無尽に動き回り、腕をピンと上に伸ばす動作も必要となります。
そして止まる箇所もあり、そこが見せ所です。
そして弓を射るようなポーズが所々で出てくるので、その際には狙いを定めているような首の角度や視線を意識することが重要。
ダイアナの最後の方にジュテ・アントルラセがあるので、踊るのに相当体力が必要になります。
難易度の高いパを踊るスキルと同時に体力も必要なバリエーションです。
踊り方や上手に魅せるコツ
1つ1つのポーズをしっかりと見せるようにすること。
流れで動かないようにして、止まるところはビシッと止まり、流れるところはなめらかに踊ります。
舞台全体を使って、躍動感が見て取れるように踊ることが肝要です。
出だしから見せ場の多い踊りです。
なので、先ほども書きましたが難易度は高いので、しっかりと練習することが必要です。
- キューピット
- ペザント
- フロリナ姫
- オーロラ姫第3幕
- キトリ
- スワニルダ
- オーロラ姫第1幕
- ガムザッティ
- 金平糖
- ドルネシア
- 海賊
- エトワール
- オデット
- パリの炎
- グラン・パ・クラシック
- オディール
- エスメラルダ
- チャイコフスキー
などがあります。
音楽は、比較的軽快なものです。
その軽快な音楽に合わせて、陽気な感じで踊ることもダイアナの特徴です。
ダイアナの衣装
バレエのお決まりチュチュではありません。
軽い素材のジョーゼットというもの。
まるで神話の登場人物のようです。
他作品では、「ロミオとジュリエット」や「海賊」などで見られます。
「ダイアナとアクティオン」のあらすじ
ダイアナ(ディアナ)と言えば「ディアナとアクティオン」のギリシャ・ローマ神話のエピソードですね、
この物語は、アクティオンが猟犬と共に森へ狩りに行くところからはじまります。
そこで月と狩り女神ディアナと彼女に付き従うニンフたちが水浴びをしているところを見てしまいます。
腹を立てたディアナは、アクティオンを牡鹿に変えてしまいます。
牡鹿(アクティオン)、自ら連れてきた猟犬に襲われて命を落とすというバレエの演目としては残酷な話となっています。
ペアを組んで踊るダイアナとアクティオンは、この物語とは違って、楽しそうにパ・ド・ドゥを踊ります。
「エスメラルダ」のあらすじ
ダイアナのバリエーションは、「エスメラルダ」という作品の中に出てきます。
物語の本筋とは関連のないディベルティスマンです。
「エスメラルダ」は「レ・ミゼラブル」の著者として名高いヴィクトル・ユーゴーの小説「ノートルダムの鐘」が原作です。
その登場人物、絶世の美女エスメラルダにフォーカスした作品となります。
「ノートルダムの鐘」はディズニーアニメにもなっていますから、観たことがある方も多いのでは?
原作の結末とは異なりますが…。
この物語は、15世紀末パリのノートルダム寺院周辺を舞台としているものです。
主人公のエスメラルダは、副司祭クロード・フロロと軍隊隊長のフェビスとカジモドと言う3人の男性の中で翻弄されて、最終的には絞首刑に処せられることになります。
このような切ない、壮絶な物語でありながら、ダイアナのバリエーション自体は軽快な音楽で構成されています。
このような背景からか、ダイアナ以外の他の構成パートは、残酷さが先行したり、悲しさを物語るような踊りが出てきます。
だからこそこのダイアナは、軽快に、そして力強く踊ることが、他の演目との差別化を図ることができて、より見栄えのする踊り方に繋がることでしょう。
まとめ
これらの物語の背景、更にここで述べたような踊りのコツをしっかりと理解して、練習に励んでください。
鑑賞する場合は、同様に物語の背景、ダイアナのどこが難しいのか、それをどうこなしたら優雅に見えるのかを意識することで、より面白さを倍増することでしょう。
演者、観客の双方がシンクロしてしっかり事前準備をしていくことが、より一層ダイアナを含めたバレエのバリエーションを盛り上げることに繋がるのではないかと思います。