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先日の記事で、「上体と脚を切り離して踊れるようになると、とても楽に踊れるようになります」とお話しました。
おそらく、読んでくれたほとんどの人が「???」ってなったのではないかな、と思います。
そこで今回は、この「上体と脚を切り離す」についてお話していきたいと思います。
■目次
【まずは見本をチェック!】上体と脚を切り離せて踊れるミハイル・バリシニコフ
[voice icon=”http://ballet-ambre.com/wp-content/uploads/2017/10/mikiko.jpg” name=”ミキコ” type=”r icon_red”]まずは、下の動画をご覧ください。[/voice]みなさんご存知、ミハイル・バリシニコフです。
こちらの映像はバレエではないのですが、彼の動きを隣で踊っているダンサーと比較してみてください。
バリシニコフは、隣のダンサーに比べ、重心がしっかりしていて、一切ブレません。
また、上体や腕の動きがどんなに激しくなっても、下半身はその動きに決してとらわれずに踊っていますね。
そして何といっても、見た目がとても軽やかで、まるで体重を感じさせません。
バリシニコフは、この「上体と脚を切り離せて踊っている」理想的なダンサーです。
どうすれば上体と脚を切り離して踊れるようになるの?
さて、本題に戻ります。
では、どうすれば、上体と脚を切り離して踊れるようになるのでしょうか。
こちらは、残念ながらすぐに習得できるものではありません。
わたしも今特訓中の身です。
でも、感覚がつかめるようになってくると、驚くほどジャンプが軽くなりましたし、脚への負担も軽減されたように感じます。
では、これから、わたしが先生から教えていただき、実践している内容をお話ししていきます。
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- 均等に重心をかけた足裏で、しっかり地面を踏みしめる
- 肩甲骨を下げて、その両肩甲骨が交わる中心を真上に引っ張る
- 脊椎(背中)と頚椎(首)は1つ1つの骨が離れていくようなイメージで真上に引っ張る
- お腹は最大限に引っ込める
- 肩甲骨に羽が生えたと思い込む!
するとどうですか?
少しカラダが軽くなったような気がしませんか?
カラダが軽くなったのを実感した場合は、この姿勢をバレエのレッスン中、ずっとキープできるように意識してみましょう。
はじめのうちは、おそらく、背中が筋肉痛になると思います。(わたしはそうでした)
でも慣れていくうちに、自然とこの姿勢が保たれるようになっていきます。
すると、ついつい上半身ばかりに意識がいってしまいますが、もっと大切なのは「足で床を踏みしめる」こと。
踏みしめる、というよりは、「床を押す」といった表現の方が正しいかもしれません。
わたしの先生は、ロシア語で「押し付ける・圧迫する」という表現を使われます。
なぜ「足で床を押す」ことが大事なの?
先ほど、上半身の姿勢をとったときに、「カラダが軽く感じられるようになる」とお話ししました。
ですが、上にいくぶん、下にも力が必要です。
ゴムの引っ張り合いっこのようなイメージを持っていただければ分かりやすいでしょう。
ゴムは引っ張り合えば引っ張り合うほど、強靭でブレのないゴムになっていきますよね。
わたしたちのカラダでも、それを実現しましょう、というわけです。
そして、足で地面をしっかり踏みしめていないと、極端な話、足元がおぼつかなくなり、捻挫や転倒の危険があります。十分注意してください。
じゃあ、足を床で押すってどうすればいいの?と思われた方、下方向への力のためにもっとも最適な練習は、やっぱり「プリエ」と「グランプリエ」なのです。
これらのエクササイズには、この「床を押す」練習がふんだんに組み込まれています。(むしろ、そのためだけの練習だと言っても過言ではありません)
家でのエクササイズとしては、足指のトレーニングもオススメです。
床を踏ん張る力をつけるのにもっとも重要なのは足指です。
簡単なタオルギャザーや、ゴムバンド、ストレッチチューブなどでのグーパー運動で十分です。
継続して行うことが大切ですよ。
床を押すという動作がいかに大切か、ということが少し理解できましたか?
でも、床を押し付けるばかりでは、バレエは当然踊れませんよね。
タンデュもしなきゃいけないし、バットマンで脚を上げなきゃいけない。
脚を自由に動かしてやらないといけないのです。
脚を自分の思い通りに動かすためには?
では、脚を自由に動かせるようになるにはどうすればいいのでしょうか。
答えは「上に乗っている重い上半身を軽くしてやる」ことです。
そして、「上半身はフラフラしないよう、しっかり引き締めて引き上げる」こと。
振り子をイメージしてもらえれば、分かりやすいでしょう。
振り子は、ある支点を中心として右へ左へと動き続けますよね。
これがもし、支点がフニャフニャで、あっちこっちグラグラしてしまったらどうでしょう。
たちまち振り子は方向を見失ってしまします。
わたしたちのカラダも同じで、上半身の骨盤から下半身が「ぶら下がっている」イメージでカラダを使えば、脚は自由に動き、また負担も少なくなるのです。
[aside type=”normal”] ガイコツ模型を見ればわかりますが、実際のカラダの構造もそうですよね。[/aside]切り離せれば、股関節の可動域が広がる
そして、この「切り離す」ことができるようになると、アンディオールもより開きやすくなります。
もうお分かりかもしれませんが、この姿勢を保つことで、必然的に股関節の圧迫が少なくなり、可動域が広がるからです。
股関節の可動域が広がれば、当然、脚も上げやすくなりますよ。腰への負担も、最小限で済みます。
さて、ここまで長々とお話ししてきましたが、少し難しかったかもしれません。
でも、大切なことは、毎回、あなた自身が意識してレッスンすることです。
カラダは必ず応えてくれます。
少しづつ変わっていく、自分のカラダを感じてみてください。