映画「フランシス・ハ」あらすじと感想を書いてみました。




バレエダンサーとして生きる道は一筋縄ではいかない、そんな厳しい現実を懐かしいモノクロの映像で描いた作品が「フランシス・ハ」です。

「フランシス・ハ」あらすじ

主人公のフランシスは27歳、ニューヨークに住むバレエカンパニーの実習生です。

普段は舞台で代役を務めたり、子供たちのクラスで講師をしたりしています。明るくてちょっと抜けていて、個性的な彼女。

踊ることを心から愛しています。

フランシスには誰よりも大切にしている親友のソフィーがいます。
一緒に子供のようにはしゃいだり、週末には飲みに行ったり、なんでも話せる気の置けない存在です。

時には付き合っている彼氏よりもソフィーのことを優先するほど。


フランシスの生活が破綻へと向かう

しかしソフィーが別の友人と部屋を借りることになったことから、フランシスの生活が徐々に破綻していきます。

彼氏とは破局。
家賃も払えないフランシスは、部屋も出なければなりません。

一方のソフィーは彼氏パッチとの仲が順調に進展しています。

孤独感に苛まれるフランシスは、ソフィーを繋ぎ止めたい一心で彼女と付き合っているパッチの悪口を言ってしまいます。

結果、ソフィーとの仲は険悪なものになりました。

しかも、収入源としてあてにしていたカンパニーのクリスマスショーへの出演話も立ち消えとなってしまいます。

ダンサーとしての仕事を失い、友人たちとルームシェアしていた部屋も出なくてはならなくなりました。

クリスマス休暇を実家で家族や友人たちと過ごすフランシス。
明るく楽しそうにしていますが、どこか無理をしているように見えます。

仕事がうまくいっておらず、住むところも失ったことを家族に話せないまま、ニューヨークへと戻ります。

ダンサーが事務仕事に追われる現実

物語の序盤では街中を思い切り走って跳びまわる姿を見せていたフランシスですが、この頃はあまり踊らなくなります。

彼女が所属するカンパニー自体も厳しい経営環境にありました。
ダンサーが事務仕事に追われる現実が描かれます。

カンパニーで踊ることができなくなったフランシスは、事務方の仕事に就き、振付師にキャリアチェンジしてはどうか、と勧められます。

しかし、踊ることを諦められない彼女。

他にダンサーとしての職がある、とウソをついて事務の仕事のオファーを断り、母校でイベントの手伝いや給仕のアルバイトをして生活を送ります。

しかし、期待していた母校でのダンスのレッスンに参加させてもらうことができません。

ソフィーとの再会

その母校で偶然、ソフィーと再会します。
パッチと一緒に日本へ移住したはずのソフィー。

順風満帆であるかのように見えましたが、新しい環境に馴染めずパッチとも言い争いをしていました。

その夜、久しぶりにソフィーと並んで眠るフランシス。
自分の素直な気持ちを伝え、友情を確認し合います。

振付師として歩みだす

その後、カンパニーに戻ったフランシス。
どこか吹っ切れたかのように清々しい表情をしています。

事務方の仕事をしながら、振付師として作品を作り始めました。
再び、生き生きと踊る姿を見せるようになったフランシス。

最後に、彼女の夢の舞台が実現します。


「フランシス・ハ」感想

主人公フランシスは、決して完璧ではありません。
部屋の片付けができず、酔うと失敗もする人間味のある女性です。

仕事がなくても周りにはうまく行っていると強がってしまったり、親友の彼氏に八つ当たりする姿は、時に痛々しいと感じるほどです。

そこまで苦労するくらいなら夢を諦めて金銭を得るために働けばいいのに、とも思いました。

しかし、フランシスには夢がありました。

住むところを失いながらも、学生がするようなアルバイトまでしながらも、あくまでもダンサーとして生きることにこだわるフランシス。

夢を語る彼女の姿はとても純粋で美しく、苦しくてもその夢を捨てない姿が胸を打ちます。

アラサー女性共通の悩みに思わずうなずく

ミキコ
国は違ってもキャリアや人間関係に悩むアラサー女性の悩みは共通です。
周りの友人は結婚・出産したり、仕事で成功していたりする。

そんな彼らを見て焦燥感や孤独を感じるフランシスにはとても共感します。

年を重ねることへの不安も描かれます。

ダンサーとして体型を維持しなければなりませんが、知人に見た目より老けている、と言われてしまったり、顔についたシーツの跡が消えなかったり、思わず「私も」とつぶやきたくシーンが散りばめられています。

しかし、悩みや苦しみがすべて舞台に昇華される日がやってきます。

フランシスは振付師としてのキャリアを選びますが、彼女が創り上げた舞台はカンパニーに絶賛されます。

まるで彼女の人生そのものを表現したかのような世界観。

再び生き生きとした表情を見せるフランシスに、心から喝采を送りたいと思うラストシーンでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは、ミキコです。 小学1年生〜高校2年生までバレエを習っていました。 一旦はやめたものの20代半ばで再開し、今は週3回レッスンを受けています。 バレエの面白さをもっと知ってもらうために、このブログを書いています。