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『ベジャール、そしてバレエはつづく』あらすじと感想を書いてみました。

ベジャール、 そしてバレエはつづく




2007年11月22日。
モーリス・ベジャールを知る、バレエ界の人々に衝撃が走りました。

「モーリス・ベジャールの逝去」のニュースはあまりに突然で、ダンサーをはじめ、世界中の彼のファンは悲しみに暮れることとなりました。

■目次

『ベジャール、そしてバレエはつづく』の内容は?

この『ベジャール、そしてバレエはつづく』という映画は、モーリスベジャールのこれまでの軌跡と、彼がいなくなってからの残されたバレエ団員の苦労や不安、そして舞台をドキュメンタリーに納めた1本。

他のドキュメンタリーとの違いは、ナレーションが一切ないこと。
説明はとくになく、ダンサーや団員たちの声がそのまま映画になっています。

大きな舞台を控えて逝去したベジャール。
残された者たちはみな、経験したことのない大きなプレッシャーと戦いながら、幕開けを迎えるまでがメインとなっています。

モーリス・ベジャールの偉大さを改めて実感

バレエに留まることはなく、様々な舞台エンターテインメントを手掛けており、さらには歌舞伎にまで興味を示していたベジャール。

ミキコ
彼が残した栄光は大きく、逆に残された者たちには大きな葛藤と苦労、そして成功への道の残したのだと実感します。

また、残ったダンサーたちは彼が残した言葉を信じ、葛藤しながらもベジャールの足跡を一歩一歩確実に進む様子が描かれています。

「過去を振り返るな、困難でも前へ進め」ベジャールは生前、ダンサーたちに言ってきました。
まさにこの言葉の意味を全員が考えた時間だったことでしょう。

ベジャールの次にジル・ロマンはバレエ団を引き継ぐこととなり、なんとしても次の舞台を成功させなければならない重圧との闘いの毎日。

映画は小道具や照明さんなど、様々な関係者のインタビューで進んでいく

世界からの目は「モーリスベジャール没後のバレエ団」として注目が集まっているため、世界中のファンをがっかりさせてはいけないというプレッシャーと不安がひしひしと伝わってきます。

すったもんだとありながらも初日の幕を開けることができました。

そして最後の喝采を受けたときのジル・ロマンの安堵した表情が舞台芸術の難しさと奥深さ、そして美しさを全て物語っているような気がします。

モーリス・ベジャールの息吹を感じた舞台

いろは
間違いなくこの世を去ってしまったにもかかわらず、ジル・ロマンが引き継いだ舞台の上にはモーリス・ベジャールが生き続けているような感覚。

おそらく観客も、舞台関係者もダンサーもみな同じようなことを思っていたのでしょう。

題名の通り、ベジャールのバレエはこれからも永遠に続いていく

ベジャールが残したものはバレエや振り付けだけではなく、ダンサー1人1人やジル・ロマン、現在もモーリス・ベジャールを胸に刻みながらバレエを極める世界中のダンサーたちも彼が残したのだと思います。

モーリス・ベジャールの存在の大きさはもちろんのこと、バレエという舞台芸術の不思議な世界や、その中で働く人々の苦労や葛藤、そして成功が、作り上げたドキュメンタリーではなく、本当のリアルな声で作られているこの映画。

没後何年たって見返しても、まだモーリスベジャールがそこにいるかのよう!

そんな感じをいつでも感じることができる映画だと思います。

また、モーリスベジャールのバレエ団で日本人が活躍していたことも、この映画で知りました。

日本で活躍するダンサーの中にもモーリス・ベジャールにを尊敬する人たちは多くいて、自身のバレエ団だけではなく、世界中に彼の偉大さは知れ渡っていることも実感します。

まとめ

彼からジルロマンへ引き継がれたバトンは、今後さらに磨きがかかっていくのでしょう。
そして、何度観ても感動する、バレエの、人体の、舞台の「美」。

モーリス・ベジャールの代表作といっても過言ではない、あの圧巻のボレロがクライマックスで流れます。

それはもう感動そのもの。
これから何人ものダンサーがあのボレロに憧れ、そして引き継いで、モーリスベジャールは舞台の上に生き続けていく。

それを世界中に証明した映画と言えると思います。
定期的に見直して、モーリス・ベジャールの存在の大きさとバレエを胸に刻み続けていきたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは、ミキコです。 小学1年生〜高校2年生までバレエを習っていました。 一旦はやめたものの20代半ばで再開し、今は週3回レッスンを受けています。 バレエの面白さをもっと知ってもらうために、このブログを書いています。