いっぱいの夢を抱えて、華々しく舞台で舞うダンサーになる目標を描きながら入学したのはみんな同じ。
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■目次
約4年間、12歳から密着
大人じゃ考えられないほど、ものすごい成長を遂げる様子がリアル
私たちからしたら12歳の子供、という印象ですが、この子たちがいる世界、夢見ているのは普通の世界ではなく芸術の世界。
見た目の華やかさからは想像ができないほど、過酷で厳しい世界です。
同年代の子たちよりも早く直面する現実
ある子は、ルックスもスタイルもバレエの技術も全てを兼ね備えていて、歴史ある大きなバレエ団入団が決まります。
更衣室での様子など、まだ普通の15歳の仲間たち。
でも嫉妬もあり、くやしさや羨ましさなど、信じられないほど多くの感情が彼らの心の中には渦巻いています。
夢を膨らませて、ダンサーへの第一歩としてやってきたはずのバレエ学校
そこから先の進路に悩む姿は本当に15歳。
でも背負うもののスケールははるかに大きいのです。
教師たちは一人ひとりの進路に対する考えに丁寧に寄り添います。
こういう先生に、人生の中で1人でも出会いたかったと思うほど。
先生たちもみな、ダンサーになるかならないかという人生の岐路を経験し、選択して歩んできた大人たちなので、生徒の心の中にある大きな渦巻を深く理解しているように思いました。
ある生徒は、学業との両立に悩み、別の子は家族との生活を望み、またある子はダンサーになるという信念を強く持っています。
その一人一人の目つきは、15歳の少年ではない
決断を迫られ、進むべき道を自身で決断していく生徒たちはみんなそれぞれにもがき、苦しみます。
中には、バレエ学校を辞めるどころか、バレエを辞める生徒も。
身体が資本のバレエダンサーという職業は、いつケガをしてダンサー生命を奪われるかわからない、ある意味つり橋を渡り続ける職業です。
進路指導の教師も普通の学校ではあまり言わないであろう「リスクマネジメント」を生徒たちに伝えます。
もしバレエがダメになっても、人間としては生きていかねばならない。
そうなったときに困らないために、学業も大切、ということです。
普段は仲の良い仲間たちの関係性も、進路が決定しだすころに少しずつ変化が…。
本音は悔しくて、うらやましくて、憎たらしいと思っていても、彼らにはダンサーとしてのリスペクト精神がきちんと備わっている。
ねたむのではなく、応援してあげられる心の広さ、私が彼らの年のころにはあったかなと考えてしまうほどでした。
「涙は汗に変えた」という短い言葉
悔しくて泣きたい気持ち、叶うか叶わないかはわからない現実、まんまと叶えてしまう友人。
私がバレエをやっているとき、泣いている子によく「泣いている暇があるなら練習しなさい」と先生が言っていたのを思い出しました。
暇だから泣いているのではない。
でも確かに、泣いている時間を練習にあて、できる努力を120%したほうが、結果を受け入れるときにすんなりと受け入れられるでしょう。
ダンサーにとっての究極の選択
普通の15歳はまだ人生というものを真剣にはとらえていない年齢ですよね。
どこの高校に行くか、どこの大学に行くか、何の仕事に就くか。
それがダンサーの世界ではもはや「生きるか、死ぬか」と近しい究極の選択であるのです。
渦中でもがく学生たちと、それに寄り添う先生や親、決して正解も答えもない果てしなく長いトンネルの中に入ったかのような芸術の世界の裏側を感じることができる映画です。
羽ばたいていった生徒がいつか、来日公演にくるのかなと楽しみにしています。
そして、バレエダンサーという職業に就かないという選択をした生徒も、きっとどの世界でも最大限に努力をするということの大切さや重さを知っている彼らであれば、輝かしい明日があることでしょう。
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本ページの情報は2022年2月時点のものです。
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