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優雅で美しいバレエの世界。
しかし、その裏側は、ストイックな生活を強いられる厳しいプロの世界です。
この映画は、青春時代をバレエに明け暮れた2人の女性が辿る、対照的な生き方を描いた作品です。
原題は、The Turning Point
キャストの、シャーリー・マクレーン、アン・バンクロフトは、当代きっての名女優で、まさにはまり役でした。
■目次
キャスト
配役 | 俳優 |
ディーディー | シャーリー・マクレーン |
エマ | アン・バンクロフト |
エミリア | レスリー・ブラウン |
ユーリ | ミハイル・バリシニコフ |
「愛と喝采の日々」あらすじ【感想も交えながら】
シャーリー扮するディーディーと、アンが演じるエマ。
2人はかつて、アメリカン・バレエ団でともにプリマドンナを目指し、バレエに明け暮れる青春を送っていました。
やがて、ディーディーは、同じバレエ団のプリンシバルだったウェインと恋に落ち、彼とともに生きることを決意します。
一方、エマは、結婚をあきらめ、バレエに全てを捧げる人生を選択します。
年月がたち、ディーディー達が住むオクラホマシティへ、アメリカン・バレエ団が公演にやってきます。
ディーディー夫婦は、2人で小さなバレエ教室を営み、今もバレエに関わる生活を送っています。
その影響で、長女エミリアは、才能あるバレエダンサーとして、美しく成長しています。
さすが、両親の血を受け継いでるだけあります。
かつてのライバルとの再会
オクラホマ公演のプリマドンナは、かつてのライバル、エマ。
舞台で輝くアンを、まぶしい思いで見つめるディーディー。
今の暮らしに満足しているはずなのに、やはり心中穏やかではありません。
そんな思いを押し殺して、久々の再会を果たすべく、ディーディーがエマの楽屋を訪ねるシーンがあります。
そのときの、再会を喜ぶ二人の様子は、間違いなく本物だと思いました。
そこに現れたのが、ディーディーの長女、エミリア。
彼女は、プロのダンサーとして成功をおさめてエマを尊敬しています。
奇しくも、このエミリアを妊娠したことで、ディーディーは、エマと争ったプリマドンナをあきらめたのでした。
そして、ディーディーは家庭へ入り、エマはプロとしての輝かしい第一歩を踏み出すことになるのでした。
エミリアが、2人の物語のキーマン
エマは、美しく才能豊かなエミリアを一目で気に入り、バレエ団へスカウトします。
この大チャンスに大喜びのエミリアに、最初は反対していたディーディーも、一緒にニューヨークについていくことを条件に、バレエ団への入団を許可するのでした。
下宿先となる家の女主人、タガロウは、往年の名プリマで、2人の指導者でもありました。
かつての教え子・ディーディーの娘を喜んで受け入れるのでした。
この頃、エマの身の上には、年齢的に避けられない、選択の時期が来ていました。
第一線から退くべき日が近づいていました。
しかし、エミリアの様に、才能豊かな若者の台頭によって、自分の立場が脅かされることになっても、エマはディーディーの娘に、自分の娘の様な愛情を持つのでした。
母と娘との間に溝が…
ニューヨークで、一生懸命にバレエに打ち込むエミリア。
親身になって指導するエマ。
2人の姿を見て、実の母であるディーディーは嫉妬するのでした。
やがて、エミリアは、同じバレエ団のプリンシパルである若者に恋をします。
このユーリ役を演じるのは、何と世界的に有名なダンサー、ミハイル・バリシニコフなのが驚きです。
映画の中で、エミリアとユーリのパ・ド・ドゥが見られるなんて!
それだけでもこの映画を見るに値します。
恋に落ちて不安定になったエミリアは、バレエに集中することができず、失敗を重ねてしまいます。
彼女を叱咤激励するディーディーですが、エミリアの反発は、大きなものでした。
そして、口うるさい母親ではなく、エマに心を許していくのでした。
寂しさに打ちひしがれたディーディーは、自身も昔馴染みと一夜の不倫をしてまし、後悔します。
エミリアとの亀裂は決定的なものとなったのです。
荒れるエミリアを、懸命に支えるエマ。
自然にエミリアは、エマばかりを頼るようになり、ディーディーは、希望の光であった娘までをも、エマに盗られたように感じ、激しくエマに嫉妬するのでした。
エミリアの成功は世代交代の証
エマの支えもあり、エミリアのソロデビューは、大成功をおさめます。
喜ぶエマ。
しかし、それは、世代交代を決定づけるものでした。
次回の、公演の主役はエミリアに決定し、エマの役割は、その演出でした。
実質上の引退が決定づけられたのです。
エミリアの成功を祝うパーティー会場で、エマはこっそりバーに抜け出します。
そこには偶然、ディーディーもいたのです。
忘れられない喧嘩の名シーン
2人は久しぶりにゆっくりと語り合います。
過去のこと、現在のこと。
その中でだんだんとヒートアップして、ついにはシャンパンをかけあうぐらいの派手なケンカを始めました。
ついには、外にでて殴り合いの大ゲンカ。
ディーディーの思いは、エマの成功したバレエ人生への妬みや、エマがエミリアに慕われていることへの嫉妬。
エマは、夫や子供に恵まれ、幸せな家庭を築き、女性としての幸せを手に入れたことに対する嫉妬。
お互いに手に入れられなかったものを、欲していたことがわかったのでした。
そして、お互いに大笑いしながら抱き合うのでした。
この喧嘩の名シーンは、女性ならではの心情をとてもよく表しており、涙がでるほど共感できました。
ジョルジュ・ドンのボレロが強烈なインパクトですよ![/voice]