大人になってからバレエを始めたという場合に、もっと早く上達したいということもあるといえます。
そんな時、日々の練習のモチベーションアップにもつながる賞や級、発表会などの機会を活用してみるということも一つです。
級や賞、発表会などを目標として練習をしてみるというのもバレエを練習するという点でより前向きになれて、日々の練習もより充実していくといえます。自身の力量を客観的に評価してもらえる機会も得られて一石二鳥といえます。
また、バレエを始めた理由にはバレエの衣装やメイクをして踊るということに憧れたりして始めたという人も多く、こうしたバレエの衣装やメイクをして大きな舞台に立てるというのも大きな意義になるといえます。
■目次
コンクールに出場することのメリットは?
そして、こうした発表会に参加することで、日々の練習のモチベーションアップなどの他にもメリットが得られるのです。
例えば、審査員から採点してもらえてアドバイスをもらうことができたり、今後の自身の課題が見つかるということや、全国の大人バレエの仲間たちから刺激をもらえます。
そしてあなた自身もより前向きにがんばろうという気持ちになれたり、バレエ好きな参加者たちと知り合う機会にもなり情報交換もできるといったようにバレエコンクールなどに参加するメリットは色々あるのです。
大人向けコンクールの紹介
こうした機会として挙げられているのがオトナリーナバレエコンクールやマダムバレエグランプリ等の発表会です。
オトナリーナバレエコンクール
大人のためのバレエコンクールで、28才以上の女性が参加することができます。
そして、このコンクールは部門が3つ設けられており、2分15秒以内のクラシックバリエーションを1曲踊るようになっています。
このコンクールの部門は、ファースト部門とセカンド部門、そしてサード部門になります。
この部門はバレエ経験で分けられており、ファースト部門は大人からバレエを始めた人で20歳までのバレエ経験が3年未満の人となっており、セカンド部門は20歳までのバレエ経験が3年以上ある人が対象とされ、サード部門は経験不問となっています。
そのため、ファースト部門は大人になって初めてバレエを習ったという人、そして、セカンド部門はもう少し経験がある人、そしてサード部門は経験は効かれないということになっているのです。
このコンクールのファースト部門とセカンド部門の審査は評価方式で行われ、ABCといったランク分で審査がなされます。
そのため、細かな点数は出ないのですがアドバイスシートが付いており、今後の練習で参考にできるようになっているということなのです。
そして、サード部門は採点方式で審査され、最高評価が100点とされて、0点から100点の間で審査されるため、細かな点数が出るようになっているのです。
審査項目が細分化されてスコアとして出るようになっているため、各項目のスコアを知ることで自身の強みや弱みなどを知ることができるということになっているのです。
こうしたコンクールなら自身の力量を客観的に評価してもらえ、それをその後の上達のために活かしていくことができます。
このコンクールは銀座ブロッサムホールで年に1度開催され、各部門ともバレエシューズでも参加できるようになっているため、トウシューズを履いたことがないという人も出場できるようになっているのです。
マダムバレエグランプリ
こちらもおとなのバレエコンクールで、大人が主役の大会なのです。
マダムバレエグランプリの参加資格は20歳以上のバレエ好きの方ならだれでも参加でき、男性もOKとされているのです。
しかし、子どものころから本格的にバレエを習っているという人は参加不可とされているということです。
このコンクールの部門は、バリエーション部門とランウェイ部門の2つがあります。
バリエーション部門は1曲踊りを披露するようになっており、年齢によってさらに2部門に分けられています。
A部門は20歳から44歳の人で、B部門は45歳以上の人になります。
そして、ランウェイ部門はこのコンクールの特徴的な部門といわれ、ポージングやレベランスというお辞儀のみの披露で、1曲踊る必要がありません。
そのため、1曲踊るのは難しいけれども衣装を着て舞台に立ちたいという人におすすめの部門で、C部門である20歳以上の人が参加できます。
AからCのどの部門も審査基準はバレエに対する情熱や美しさ、そして衣装の着こなしなどになるとされており、まだバレエを始めたばかりという人も楽しんで参加できるようになっているのです。
まとめ
このように、大人になってからバレエを始めた場合、自身の力量を客観的に評価してもらえるコンクールなどが開催されているのです。