バーオソルって何ですか?バーアスティエとの違いは何?




まずはバー・オソルとバー・アスティエの違いについて説明しますね。
簡単に言えば、「バー・アスティエはバー・オソルのメソッドの一つ」です。

どちらも床の上で行うバレエ、いわゆる「フロア・バー」ということでは共通していますが、バー・オソルは下半身中心のトレーニング要素が濃く、バー・アスティエは上半身の動きも強化し、より全身の動きを意識したメソッドとなっています。

バー・オソルについて

1953年にロシア人「ボリス・クニャーゼフ」というバレエ教師が考案したバレエ・メソッドです。
彼はロシア人ですが、フランス・パリやローザンヌ、ギリシャ、ローマでもバレエ教室を開校していました。

あるバレエ教室を開校したとき、スタジオにバーが設置できないというトラブルに見舞われたボリスは、バーがなくてもダンサーたちがウォーミングアップができるようにと、このバーオソルを考案しました。

このバー・オソルは、ワガノワバレエアカデミーでも低学年で「クニャーゼフのバレエ体操」という名前で必修となっています。

そして現在は、このバー・オソルを基に様々なメソッドが考案されていて、そのうちのひとつが「バー・アスティエ」ということなんです。

説明はひとまずこのくらいにして、バー・オソルがどのようなものなのか、動画を見ながらお話していきたいと思います。

ボリショイバレエ団のエフゲーニャ・オブラスツォーワさんが素晴らしいデモンストレーションをしてくださっているので、ぜひご覧ください。

いかがでしたか?
バー・オソルがどんなものなのか、少しわかっていただけたでしょうか?

まさに「床の上で寝て行うバーレッスン」という言葉がぴったりだと思います。

また、現在は日本でも一般の方向けのクラスが開講されていますが、いずれにしても基本はバレエダンサーのためのトレーニングなので、強くしなやかな筋肉が鍛えられますし、ダイエット目的で通われている方もたくさんいらっしゃるそうです。

また、もちろんプロのバレエダンサーも実施していて、特に怪我をしている最中に筋肉が衰えないようにと、このメソッドを実践して怪我からの復帰を図るダンサーも数多くいます。

オブラスツォーワさんも動画の冒頭で、「怪我からの復帰やリハビリ、バレエのためのフォルムの維持、そして健康のためにこのメソッドは使われており、ダンサーが自分の身体を感じ、知ることにこのメソッドの意味があります。」とおっしゃっています。

私自身も怪我が多く、骨折や捻挫は日常茶飯事だったので、怪我でレッスンをお休みしている間は、このバー・オソルを実践していました。

足を怪我していても、このバー・オソルなら筋肉の衰えを最小限に抑えることができるので、怪我が治ってから復帰するまでに最小限の期間で舞台に立つことができました。

一番最近の例だと、足首の靭帯損傷&骨折で2ヶ月弱レッスンをお休みし、その間はほぼ毎日バー・オソルを実践し、復帰後半月でトウシューズを履いてグラン・パドドゥを踊りました。

この時に色々調べて自分でも感じたことは、筋肉の衰えを抑えるだけでなく、怪我している最中に他の部分を鍛えたり、積極的に動かすことで、怪我の治りも早くなるんです。

もし、あなたが怪我をしてしまってバレエをお休みせざるを得なくなったときは、ぜひこのバーオソルを試してみることをオススメします。

今は無料で動画やインターネット記事などもたくさん見られる時代なので、情報探しには困らないと思います。
まずは動画などを見ながら自宅で初めてみて、本格的にやってみたくなったらレッスンに通ってみてもいいかもしれません。

「お金をかけたくない」という方は、先ほどお見せしたような動画でも十分だと思います。

ちなみにかく言う私は動画やワガノワバレエ学校が監修しているDVDを見ただけで、特別にバー・オソルのレッスンを受けに行ったことはありません。

そしてお恥ずかしながら、私が知らず知らずに行っていた「クニャーゼフのバレエ体操」が「バー・オソル」だということも、この記事を書くにあたって調べていく中で、初めて知りました。
そんな半分自己流のバー・オソルでも、十分効果は得られます。



バー・オソルの魅力とは?

怪我からの復帰だけでなく、「バレエを上達させたい」という方にももちろんオススメです。

「忙しくてバレエのレッスンに通う時間がなかなかとれない」という方も、バー・オソルはお家にスマホやパソコンと床さえあれば出来るので、効率よくバレエに必要な筋肉を鍛えることが出来ます。

自分なりのペースで続けられるのも魅力的ですよね。
また、レッスン前のウォーミングアップとして行うのも効果的です。

身体がすぐに温まるし、何よりも体が「バレエモード」になってくれます。

そして通常のバーレッスンでは正しく使いにくい筋肉も、バー・オソルで鍛えることによってはるかに使いやすくなります。

ただ、初めはすごい筋肉痛に見舞われることもあるので(私がそうでした)、少しづつ始めて、前後のストレッチは欠かさないようにしましょう。

もちろん、ダイエットにも効果的ですよ。
動画で観ていると地味な動きに見えますが、結構キツイ動きなので、筋肉を鍛えて代謝をアップすることができます。

特にバレエやこのバー・オソルで使う筋肉は、普段の生活ではなかなか使いづらい筋肉ばかりです。

太ももやお尻の筋肉は、普段の生活では鍛えづらい筋肉ですが、大きな筋肉なので鍛えると基礎代謝が上がり、普段の生活の中でも脂肪を燃やしてくれますよ。

ですので、バレエをされている方はもちろん、「バレエのレッスンまでは行けないけれど、バレリーナのような身体に憧れてダイエットしたい」という方にはうってつけのトレーニングだと思います。

バー・アスティエについて紹介

せっかくなので、バー・アスティエのことも少しお話しておきますね。
バー・アスティエは、フランス人バレエ教師「アラン・アスティエ」さんが「バー・オソル」をもとに考案されたメソッドです。

バー・オソルが床の上に寝て行う動きがメインなのに対して、バー・アスティエは床に座って行う動きがメインになっています。

またバー・オソルと異なるのが「単にフロアでバーレッスンをするだけでなく、踊りの楽しさをより追求する」というところにあります。

バー・オソルは先ほどの動画でもお分かりいただけたかと思いますが、バーレッスン要素が非常に強いです。
なのでどうしても「トレーニング」というイメージが強くなってしまいます。

一方バー・アスティエは、バー・オソルから発展させて「単純な動きでありながら踊るような楽しさ」をモットーに掲げているだけあって、上半身を音楽に合わせて大きく使う動きがたくさん含まれています。

バー・オソルよりも「楽しむ」要素が強いので、「キツいトレーニングを続ける自信がない!」という方にはこちらの方がオススメかもしれません。

いずれのメソッドもバレエやダイエットに効果的なので、自分に合った、そして自分が楽しめるメソッドを選べればベストですね。

興味がある方はぜひ、両方を体験してみて無理なく続けられそうなメソッドを選んでみてください。

バレエも上達すること間違いなしですよ。



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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは、ミキコです。 小学1年生〜高校2年生までバレエを習っていました。 一旦はやめたものの20代半ばで再開し、今は週3回レッスンを受けています。 バレエの面白さをもっと知ってもらうために、このブログを書いています。