「フェリシーと夢のトウシューズ」映画のあらすじと感想。単なるスポ根じゃない!




フェリシーと夢のトウシューズ」は、2017年8月12日に劇場公開されたエリック・サマーとエリック・ワリンのふたりの共同監督によるアニメーション映画です。

エリック・サマーはフランスのテレビシリーズを数多く手掛けてきた映像作家になり、2001年以降はCG王国とも呼ばれているカナダのモントリオールに拠点を移して創作活動を続けています。

グラフィックデザイナーのエリック・ワリンは、シルヴァン・ショメ監督の人気アニメ「ベルヴィル・ランデブー」のキャラクターデザインを担当しています。

「最強のふたり」でプロデューサーを務めたローラン・ゼトゥンヌもメンバーに加わって、6年がかりで完成に漕ぎつけた作品になっています。

「フェリシーと夢のトウシューズ」あらすじ

1888年フランスのブルターニュ地方で、幼い頃に母親捨てられたフェリシー・ルブラは孤児院で生まれ育ちました
幼馴染みのヴィクターと共に、外の世界への憧れを抱き続けていきます。

フェリシーはバレリーナ、ヴィクターは発明家と、それぞれの夢を思い描いてていました。

ふたりは脱走を繰り返しては連れ戻されながらも、決して屈することはありません。

遂にはヴィクターの変装技術が功を奏して、施設を抜け出しパリへとたどり着きました。
ですが、ヴィクターは鳩に追われて橋から転落したために、フェリシーは独りぼっちになってしまいます。

美しいメロディーに導かれて迷い込んだ建物は奇しくもオペラ座で、フェリシーのサクセスストーリーは幕を開けていくのでした。

物語はオペラ座でバレエダンサーになりたいと夢見る少女が夢の実現のために頑張るというストーリーなのですが、想像通りなかなかうまくいきません。

挫折しながらも諦めずに頑張るんですが、挫折も1回だけでなく何度も訪れます。
この辺はリアルですよね。
生きていると挫折なんてなんどでもありますからね。

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バレエなんてやったことない少女が夢のためだけに別人になりオペラ座のバレエ学校に潜りこみますがすぐに素人だとバレてしまいます。

そんなフェリシーの練習を手伝ってくれたのが元バレリーナだったんです!
もちろんフェリシーはそんなことは知りません。

しかも嘘をついていたことがバレてしまいますが、なんとか学校に残ることができます。

そしてくるみ割り人形の座を巡って争いが始まります。

嘘をつくのは良くないですが、でも一生懸命練習している姿は純粋にバレエダンサーになりたいという気持ちだけで頑張っているのが伝わってきます。

しかも純粋だからこそメキメキと上達していくんでしょうね。
余計なことを考えず、言われたことだけに集中していくという。

しかしそんな順調に来ていたフェリシーに今度は少し余裕が生まれてしまいます。
周りの誘惑に勝てなかったんですね。

試験の前の日なのに練習せずにしかも寝不足という状態で試験に臨んでしまいます。
もちろん結果は不合格です。

それはそうですよね。
そんな甘い世界ではないですから。

そしてフェリシーは施設に戻ることになります。
しかしその施設で考えたのがよかったんでしょう。

何で踊るのか」という質問に対しての答えが見つかったんです。

答えが見つかってしまえばあとは強いんです。

もう1度パリに戻ります。
そしてバレエ学校でバトルをやるんですね。

そしてバトルに勝ち、もちろん「なぜ踊るのか」にも答えられたフェリシーは夢だったオペラ座のバレエダンサーとしてデビューを迎えたのでした。


「フェリシーと夢のトウシューズ」感想

「フェリシーと夢のトウシューズ」子供向けの作品かと思ったら全然大人も楽しめる作品でした。

バレエをやっている方なら始めた頃の純粋な気持ちを思い出せるし、これからやろうと思っている子供達には夢を諦めずに頑張ろうと思わせてくれる作品です。

しかもこの作品のバレエのシーンは、オペラ座のバレエの監督が振り付けをしているので結構動きをリアルに再現しているところも見どころの1つでもあります。

ディズニーやピクサーを始めとするメジャースタジオとは一線を画した、ヨーロッパ・アニメーションの魅力に引き込まれていきます。

19世紀のパリ街並みが、リアリティー溢れるタッチから映し出されていて驚かされました。
4本の剥き出しの脚と展望台部分が建設中となっている、未完成のエッフェル塔にも味わい深いものがあります。

フェリシーが赤ちゃんの頃に揺りかごと一緒に入れられていたオルゴールや、ヴィクターとふたりで分けたオペラ座の写真が印象的でした。
随所にさりげなく散りばめられているアイテムが、後に重要なキーワードへと変わっていく伏線が心憎いです。

フェリシーが軽い気持ちからついてしまった小さな嘘が、後に本人を苦しめてしまうところなど深い教訓やメッセージも込められています。
冴えない掃除係のオデットが、意外な正体を明かしてフェリシーを窮地から救い出す活躍ぶりも痛快でした。

バレリーナになりたい孤児院出身の少女という、古今東西の児童文学や人気コミックの王道を行くストーリー展開にも予想を裏切る仕掛けが満載です。

情熱と勇気を胸に抱いてまだ見ぬ世界へと飛び込んでいったヒロインが、クライマックスで手に入れた宝物には胸を打たれました。

オペラ座のバレエダンサーとしてデビューを果たしたフェリシー

引用:http://ballerina-movie.jp/

もちろん映画ですからこんなにうまく行くことはないかもしれませんが、まずとにかく夢を諦めないということは大切だと思います。
その気持ちがないと絶対に成功しないですもんね。

そして次にどんなに失敗してもそれを受け止められるかということだと思います。
人間ですから必ず失敗もしますし間違ったこともしてしまいます。

しかしそんな状況になった時どれだけ素直に謝り、それを認め、次につなげられるかというのも大切なポイントですね。
フェリシーを通してそれを教わったような気がします。

特に大人になるとダメだと諦めたりすることの方が多くなりますが、そんな時は初心に返ってあの頃の気持ちを思い出すのが1番いいんでしょうね。

そして何でそうしたいのか、そうするのかというのを考えてちゃんと自分なりに答えを出すことですね。

フェリシーの場合は何で踊りたいのか、踊るのかでしたね。

彼女は赤ちゃんの時に踊っているお母さんの腕の中で育ちそれが踊りの原点でした。
それを思い出したことが強さへ変わっていきました。

必ずみんななぜそうしたいのかという理由があります。
なんとなくっていうことはないと思います。

なんとなくであればそれは誰かに勧められたとかで自分の意思ではないですから。

対象は子供へ向けた映画ですから分かりやすく、テンポもよくてとても見やすい映画でした。
しかも所々に大人にしか分からない笑いのポイントもあったりして、充分に大人でも楽しめる映画になっていました。

単なるスポ根ものでもないし、でもどこかで1度は感じたことのある感情を描いていたり、思い出すこともあったりして次の一歩へ進む勇気をくれるそんな映画だと思います。

普段はアニメに興味が湧かない方たちや普段バレエとは無縁のあなたにも、是非とも鑑賞して頂きたい1本です。


声優と演出協力の紹介

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エル・ファニングが、ヒロインのフェリシー・ルブラの役を情緒豊かに表現しています。

1998年ジョージア州出身の女優さんになり、若干3才でジェシー・ネルソン監督の名作「アイ・アム・サム」に出演しました。
本作品では初めての声優にチャレンジしつつ、新たな境地を切り開いています。

フェリシーと数々の冒険を繰り広げるヴィクターには、デイン・デハーンがキャスティングされています。
1986年ペンシルヴェニア州のアレンタウン生まれの俳優で、2015年の伝記ドラマ「ディーン、君がいた瞬間」ではジェームズ・ディーンに成りきったのが記憶に新しいです。

こちらも声優は初挑戦ながらも、エル・ファニングと息の合ったコンビネーションを披露していました。

実際にパリのオペラ座で芸術監督を務めているオーレリ・デュポンが、全てのシーンで踊って見せて演出協力したという迫力満点なバレエの場面が見どころになっています。

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アニメ的な誇張に走ることなく、あくまでも肉体的な躍動感を追及していることを感じました。
ダンスを3DCGや手描きアニメーションの手法で描く意味についても考えさせられます。

バレエのような芸術における身体表現は、人間が肉体の限界に挑むところが醍醐味なはずです。
最先端の技術を駆使すると、あっさりとその限界を突破してしまう虚しさもあります。

映画を観に来たお客さんをがっかりさせることなく楽しませつつ、踊りの正確性と基本を守り抜いているところに共感出来ました。

いろは
フェリシーの成長に胸が打たれます。
オススメ♪
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いろは
わたしもフェリシーみたいに夢を叶えたい…!
ミキコ
じゃあ、レッスン頑張りましょう。
下の記事が勉強になるから、よんでみてね。

バレエに必要な筋肉のつけ方は?効果的な鍛え方を調べてみました。

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【バレリーナダイエット5つのコツ】食事内容やメニューを調べてみました。

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