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バドブレの用語の意味は?バレエの足の動きのコツを細かく解説します。


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パドブレとは、移動を意味するバレエ用語です。
これには、実は4つの種類がありますが、ここでは2種類に絞って解説します。

この2種類は、同じ用語でもそれぞれが全く別物のステップになります。

脚を細かく動かしながら移動するパドブレ・クーリュ

脚を閉じる・開く・閉じるという3つのステップに、手の動きや回転などを加えるパドブレ・デュシュー

どちらもバレエでは大事なステップですので、習得していきましょう。

■目次

パドブレとは?バレエ用語の意味は何?

[voice icon=”http://ballet-ambre.com/wp-content/uploads/2017/10/mikiko.jpg” name=”ミキコ” type=”l icon_red”]パドブレの意味は、「パ」=ステップ、「ブレ、ブーレ」=詰め物をする、です。[/voice]

パドブレが苦手!やり方、足の動きを基本から細かく調べてみました。

多くの人が苦手意識を持ちやすいのは、細かく足を動かしながら移動するパドブレ・クーリュ。

クーリュとは、「走る」という意味があり、足を細かく早く動かすことに由来します。

その場で行うものも、同じパドブレ・クーリュです。
基本的には5番ポジションのルルべからはじまることが多いです。

[aside type=”boader”]
  1. そろえた両脚を1つの足に見せるように立つ
  2. パドブレで横に移動するときは後ろ脚から
  3. とにかく小刻みに繊細に動かすこと
[/aside]

そろえた両脚を1つの足に見せるように立つ

まずは最初のスッス(シュ・スー)での立ち方が大切です。

ふくらはぎ・膝・太ももは左右の足がしっかりクロスしながらくっついた状態になっていることが大事です。

隙間が開いていると、がに股のように見えてしまうので見栄えが悪くなります。

スッスで立った時には、必ず足が1本になるようにと教わりますよね。
その状態を崩さないまま、パドブレに入っていきます。

パドブレで横に移動するときは後ろ脚から

パドブレでは前後左右、どの方向にも動くことができます。
前に移動するときはもちろん、5番ポジションの前の足から進みます。

しかし、横に移動する場合は後ろ脚から移動することを意識しましょう。
前足からパドブレに入ってしまうと、足が開きやすいのできれいな形になりません。

後ろ足を出し、その次に前足がついてくるような感覚で細かく移動します。

とにかく小刻みに繊細に動かすこと

パドブレの美しいやりかたは、とにかく細かく動かすことです。

[voice icon=”http://ballet-ambre.com/wp-content/uploads/2017/10/mikiko.jpg” name=”ミキコ” type=”r icon_red”]わたしの恩師は、いつも「みじん切り!」と言っていました。
細かく何度も足を動かし、刻むようなイメージを持つことが大切です。[/voice]

足の動かし方が遅く、鈍いパドブレは「重い」印象になります。
細かな動きをするためには、お腹周りの筋肉で上体をしっかり引き上げておくことが大切です。

足に意識が集中すると、上半身が下がり、肩が上がってしまうことも多いもの。

全体的にどんどんバランスが悪くなりますので、お腹とおしりの筋肉への意識を忘れないようにしましょう。


トウ・シューズでパドブレをする方法を解説

トウ・シューズを履き、つま先だけで立っているところパドブレは、バレエシューズでやるのと、トウ・シューズでやるのとでは少々勝手が違います。

コツさえつかめば、トウ・シューズでのパドブレの方がやりやすく感じることもあるので練習してみましょう。

トウ・シューズでのパドブレはより軽やかにみせることが可能

トウ・シューズは、地面への接地面がとても狭いのが特徴です。
そのため、パドブレ・クーリュではより細かくて繊細な動きが出しやすいと思います。

体の引き上げさえしっかりできていれば、バレエシューズでのドゥミ・ポアントより細かく足を刻みやすいのです。

体重移動ができないと、きたないパドブレになる

3ステップのパドブレは体重移動ができないと成功しないというポイントがあります。

トウ・シューズの場合、ポアントで立つだけでもバランス力が問われますよね。

足を閉じる・開く・閉じるという3ステップを踏むパドブレでは、そのつど重心を軸足の方に乗せ、軽やかに移動します。

ここでもやはり大切なのは、お腹の引き上げ、おしりの筋肉を締めること
常に軸足にのることを意識しながら、ステップを踏みましょう。



パドブレの他のパを合わせてみる。やり方を解説

パドブレは、アレグロやグランジャンプ、ピルエットなど他のパを組み合わせるときによく登場します。
1つのパとパの間の、つなぎのような役割も持っているのです。

トンベ パドブレ グリッサード グランパドシャ

グランパドシャしているバレリーナグランジャンプで多いこの組み合わせは、それぞれのパのメリハリをはっきりさせてやってみましょう。

大きく動いて、強調させるのはトンベとグランパドシャです
その他は、その助走と考えて力をためておきます。
[aside type=”boader”]

  1. トンベで大きく、前優雅に一歩へ出る
  2. パドブレは小さく軽やかに移動
  3. グリッサードで助走をつける
  4. グランパドシャで思いっきりジャンプ
[/aside] 一連のパはすべて役割が違うため、動き方を同じような大きさにしないよう気を付けましょう。

グランパドシャはジャンプの中で最も大きな技。
大きく跳躍するには、助走が大事ですよね。

パドブレの後半から徐々に力をため、グリッサードでしっかり踏み込んでグランパドシャに移行しましょう。



トンベ パドブレ グリッサード アッサンブレ

アレグロではこのパの組み合わせは鉄板ですね。
これも最後のアッサンブレが大きな目玉となり、前半はその準備と考えてよいでしょう。
[aside type=”boader”]

  1. トンベで大きく優雅に一歩前に出る
  2. パドブレは控えめに軽やかに移動
  3. グリッサードで助走をつける
  4. アッサンブレは出した足に引き寄せられるようにジャンプ
[/aside] アッサンブレはしばしば小さなジャンプと思われがちですが、そうではありません。
パの最後に組み込まれているときは、思い切りジャンプしてくださいね。

また、パドブレからグリッサードへの滑らかな入りができると、かっこよく見えます。

トンベ パドブレ ピルエット

ピルエットしているバレリーナピルエットのときのトンベ・パドブレは、先ほどのグランパドシャやアッサンブレのときとは異なります。

ピルエットの前には、意識を集中させて静止する必要があるので、ジャンプの前のパドブレとは心構えも違ってきます。
[aside type=”boader”]

  1. トンベで大きく優雅に一歩前へ出る
  2. パドブレは頭を真上に引き上げることを意識し、静かに移動する
  3. ピルエットの安定した回転につなげる
[/aside] ピルエットはバランス力と強く踏み込む力が必要です。
ジャンプのときのように、助走の始まりとはやはり異なりますよね。

安定した回転につなげるために、準備するステップと考えたほうがよいでしょう。

パドブレはバレエステップの中でも重要性が高く、奥が深い!

バレエでは、よく登場するポーズやステップほど練習が必要だと言えます。
慣れたステップだからこそ、乱雑におろそかになりやすいためです。

パドブレ・クーリュはそれだけで見せ場になる重要なステップですので、しっかり研究したいところ。

パと組み合わせるパドブレは、他のパとの関係やスムーズな流れを意識してやってみましょう!

[voice icon=”http://ballet-ambre.com/wp-content/uploads/2017/10/mikiko.jpg” name=”ミキコ” type=”r icon_red”]英語ですが、パドブレを分かりやすく説明している動画を見つけました。
語学が堪能なら、ぜひ。[/voice]
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